検索エンジンからアクセスを集める時に、カニバリという現象が起こる場合があります。
あめっくま式は、カニバリが発生しにくい手法です。(第2章のキーワードの部分で調整しています)
それでも発生する場合はあるので、対処法などを確認しておきましょう。
特に検索上位から突然記事が消えた人は、要チェックです。
17章はこれまでと違い、ハイレベルな内容となっています。コンサル期間中にできるだけ解説するので、分からなければ一旦スルーでOKです。
カニバリとは?
自分のブログ内の複数記事が、検索エンジン上で競合してしまうこと。
別の内容で作った記事同士が競合すると、検索エンジンから同じ内容の記事と判断されてしまいます。
最悪の場合、自分の記事が検索エンジン上で突然圏外になり・アクセスがなくなる恐れも・・・
カニバリには3パターンありますが、最悪なのは圏外に飛ばされることです。
他記事の関連キーワードをタイトルに使うのはNG
「検索エンジン」と「キーワード」の仕組みを、振り返りましょう。
例えば「アメブロ アクセスアップ」と「アメブロ アクセス 増やし方」という2つのキーワードの場合
👇のように、Googleの表示結果はほぼ同じです。
つまり、Googleは2つのキーワードを同一とみなしています。
同じ意味のキーワードを「関連キーワード」として、1つの記事の中で使うことが必須です。
そのために、第2章では👇のようにキーワードを分類しましたよね。
ここで大事なことは・・・
ある記事で設定した「メインキーワード」「関連キーワード」を、他の記事のタイトルとして使うとカニバリが起こりやすいということ。
検索エンジンが、同じ内容の記事だと勘違いしやすいのが理由です。
見出しや記事本文に使うのはOKですが、別記事のタイトルに使うのは絶対にNG!
ここまでは、あめっくま式の基本のおさらいです。
それでもカニバリは起こる
第2章のキーワード設定の役割は、👇の2つです。
- 関連キーワードをできるだけ多く盛り込む
⇒ 検索エンジンの評価を上げるため - 他の記事タイトルで関連キーワードを間違って使うのを防ぐ
⇒ カニバリが起きないようにするため
他記事のタイトルで関連キーワードを使わなくても、カニバリは発生することがあります。
検索エンジンも完璧ではないので、ちょっと残念な部分ですね。
起こった場合の現象と、対処法を確認しましょう。
基本の対処法
基本の対処法は、👇の3つです。
- 記事タイトルから関連キーワードを消す
- 様子見をする
- 見出し・導入文・記事本文のメインキーワード・関連キーワードを別の単語に変更
対処法①記事タイトルから関連キーワードを消す
A記事で設定した「メインキーワード」「関連キーワード」を、B記事のタイトルで使った場合ですね。
B記事のタイトルから、A記事で設定した「メインキーワード」「関連キーワード」を消しましょう。
ほぼ確実にカニバリする典型例です。即対応しましょう!
対処法②様子見をする
他記事の「メインキーワード」「関連キーワード」を、記事タイトルに使っていない場合でもカニバリが発生する場合があります。
具体的には、見出し・導入文・記事本文に入れた他記事の「メインキーワード」「関連キーワード」がカニバリを起こすケース。
B記事の見出し・導入文・記事本文に、A記事のメインキーワード・関連キーワードを入れなければいいのでは?という質問も頂きます。確かに正しいのですが、記事が書きづらくなり不便です。記事タイトル以外には気にせず使い、カニバリ時に対処する方が現実的ですね。
この場合に大事なのが、慌てずに様子を見ること。
タイトル以外がカニバリの原因となる場合は、記事が検索エンジンに上位表示され始めた時期に起こりやすいです。
検索エンジンが記事内容を正確に判断しきれておらず、不安定な状況ですね。
改善しない場合に、対処法③を検討しましょう。
数日放置すると、解決する場合が多いです。
対処法③見出し・導入文・記事本文のメインキーワード・関連キーワードを別の単語に変更
②の様子見をして、1か月程度放置しても改善されない場合は、対策してもいいでしょう。
見出し・導入文・記事本文に入れた他記事の「メインキーワード」「関連キーワード」が原因なので、似た意味の別の単語に変えて下さい。
影響力の強い「見出し」⇒「導入文」⇒「記事本文」の順に徐々に変更しながら、様子を見ていきましょう。
少し変更した後に数日間観察して、変わらなければさらに変更していけばOK.
慌てずに少しずつ変更しましょう。
カニバリが起こる3パターン
カニバリは状況に応じて、👇の3つのパターンに分類されます。
- 自分の記事が2つ上位表示される
- 上位表示される自分の記事が入れ替わる
- 上位表示されていた自分の記事が圏外に消える
具体的な状況と対処法を解説しますね。
パターン①自分の記事が2つ上位に来た場合
検索1ページ目に、自分の記事が2つ上位表示されるケースがあります。
競合記事が弱いキーワードで起こりやすいです。
上位表示すべき記事が少ないので、検索エンジンがあなたのブログ内から2つ選んでいる状態ですね。
2つとも上位にいるので、基本は歓迎していい状況です。
基本は何もしなくてOK。
既に上位表示しているため、アクセスを稼げている可能性が高いからですね。
👇の3要素の1つである、内部リンクのアクセス数を増やしてさらに順位UPを狙いましょう。
ちなみに記事内容が近い場合、記事を1つにまとめる手法があります。
検索エンジンの評価が分散している状況を、改善できる可能性が高いです。
AとBの記事をまとめる時は、B記事を下書きに戻して・内容をA記事に追加すればOK。元に戻す可能性もあるので、B記事を消さずに下書きにしておきましょう。
記事の内容が近い場合は、まとめることも検討して下さい。
パターン②自分の記事と入れ替わる場合
自分のブログ内のA記事が上位表示していた所に、自分のB記事が入れ替わって表示されるケースです。
日によって表示される記事が変わるなど、不安定な状況になっています。
パターン③突然圏外に消える
ある日、上位表示していた記事が突然圏外に飛んでしまう現象です。
検索エンジンからのアクセスが完全になくなるので、キツイ状況です。
後述の他の人のアメブロ記事と競合した場合と対処法が違うので、注意して下さいね。
パターン②③の対処
A記事で設定した「メインキーワード」「関連キーワード」を、B記事のタイトルで使った場合・・・
すぐに対処法①を実施しましょう。
タイトルで関連キーワードを使っていない場合は、対処法②の様子見でOK。
1か月ほどで改善しなければ・・・
対処法③の見出し・導入文・記事本文のメインキーワード・関連キーワードを別の単語に変更を検討しましょう。
状況によって対処法は変わります。
パターン③と他のアメブロ記事との競合は違う
よく勘違いされやすいのが、パターン③と他のアメブロ記事との競合です。
他のアメブロ記事との競合が起きると、自分のアメブロ記事に代わって他の人のアメブロが上位に表示されています。
これは、あなたの記事より他の人のアメブロ記事を評価したということ。
自分の記事が圏外に飛ぶので、カニバリのように見えてしまいます。
要は他のアメブロが代わり入ってきたなら、カニバリではなく競合に負けた状態です。
👇の3要素の内、SEO対策とアクセス数で総合的に劣ってしまったということ。
つまり、競合記事よりSEO対策を強化して・内部リンクなどでアクセス数をさらに増やすことが対処法です。
特にアクセス数で負けている可能性が高いので、内部リンクの強化が大事ですね。